<岡田外相>米国防長官と会談へ 普天間移設など協議(毎日新聞)

 【ワシントン小松健一】岡田克也外相は28日午前(日本時間同日深夜)、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題などで米側と協議するためワシントン入りした。

 岡田外相は到着後、29日のゲーツ米国防長官との会談で、米軍普天間飛行場移設問題について「米政府や地元の感触を得ながら(最終案を)煮詰めて」5月末までに決着させることに理解を求める意向を明らかにした。

 一方、鳩山由紀夫首相が3月中の政府案一本化を目指す意向を表明していることについて、「閣僚間で(そんな)話は出ておらず、僕には分からない」と語り、米政府や地元との調整をしていない段階で政府案を一つに絞る必要はないとの考えを強調した。

 また外相は核安全保障サミット(4月)、核拡散防止条約(NPT)再検討会議(5月)が行われることに触れて、「今年は『核なき世界』にとって重要な年になる」と指摘。米国が近く「核態勢見直し(NPR)報告書」を策定する前に、「核兵器の役割と目的を限定する」という日本側の要望を巡り、ゲーツ長官と意見交換する方針を示した。

 岡田外相は29日に主要8カ国(G8)外相会合が開催されるカナダ・ガティノーに向かい、同地でクリントン国務長官と会談する。

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福岡でも和解勧告=全国2件目−B型肝炎訴訟(時事通信)

 集団予防接種でB型肝炎ウイルスに感染したとして、患者と遺族らが国に損害賠償を求めているB型肝炎九州訴訟の進行協議が26日、福岡地裁であり、西井和徒裁判長は双方に和解を勧告した。全国10地裁で争われているB型肝炎訴訟で和解勧告が出たのは12日の札幌地裁に次いで2件目。
 札幌での勧告を受けて、全国弁護団はすでに和解に応じる方針を決定している。原告数は24日の追加提訴で419人まで拡大しており、国側の対応が注目される。 

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山手線内回りも運転再開 体調不良で女性2人が搬送(産経新聞)

 JR東日本東京支社によると、目白駅付近で23日夜に発生した架線トラブルにより、運転を見合わせていた山手線内回りが午後10時19分、運転を再開した。

[フォト]疲れた表情で電車から脱出する乗客ら

 埼京線、湘南新宿ラインは依然運転を見合わせている。また、警視庁目白署によると、目白駅近くに立ち往生した車両に閉じこめられていた20代の女性2人が体調不良を訴え、病院に搬送された。

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37歳長男をハンマーで殴り殺害容疑、父逮捕(読売新聞)

 19日午前1時45分頃、愛媛県松前町西古泉のアルバイト警備員三好栄容疑者(61)が「ハンマーで息子を殴った。救急車を呼んでくれ」と県警伊予署に通報。

 署員が駆けつけたところ、長男の無職、光さん(37)が居間で倒れており、三好容疑者を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。光さんは約1時間後、搬送先の病院で死亡し、同署は殺人容疑に切り替えて三好容疑者を調べている。

 発表では、三好容疑者は同日午前1時40分頃、居間のこたつで寝ていた光さんの頭を、こぶし大のハンマーで数回殴った疑い。三好容疑者は、妻(60)と光さんの3人暮らし。以前から親子間のトラブルがあったといい、「10回位殴った」と話しているという。

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伊吹山ドライブウエイで除雪作業はじまる(産経新聞)

 滋賀、岐阜県境の伊吹山(標高1377メートル)を上る伊吹山ドライブウェイ(全長17キロ)で、営業再開に向けて除雪作業が急ピッチで進んでいる。

 伊吹山ドライブウェイは岐阜県関ケ原町を起点、滋賀県米原市を終点とする有料道路。積雪のため冬季は毎年、通行止めとなっている。

 17日は、標高1140メートルの8合目付近で除雪。重機4台がエンジンを響かせ、雪を谷に落としていった。営業再開は4月17日の予定。春はもうすぐ。

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【衝撃事件の核心】本当の笑顔はいつ…眞鍋かをりにみる芸能界の「光と影」(産経新聞)

 華やかなスポットライトを浴びる一方、知らぬ間に“汚れ仕事”をさせられていた。そして、自宅の家宅捜索…。現在と以前の所属事務所に契約が存在しないことの確認を求める訴訟を東京地裁に起こしたタレントの眞鍋かをりさん(28)。訴状では、こうした事情を赤裸々に告白しており、図らずも芸能界の光と影を映し出している。そんな眞鍋さんだが、3月に入り、レギュラー出演していた朝のワイドショー番組で久しぶりに元気な姿をみせた。ファンは事務所のしがらみから抜け出した快活な笑顔を望んでいることだろう。(大泉晋之助)

■突然の自宅捜索 私物も押収されて…

 平成20年8月20日ごろ。仕事がオフだった眞鍋さんは、東京都内の自宅でくつろいでいた。それはタレントという“よろい”を脱いだ、素の眞鍋さんそのものだった。

 ところが、そうした時間もまもなく壊されることになる。突然、東京国税局の査察官が訪ねてきたのだ。その理由は、当時の所属事務所「アバンギャルド」(現・市エステートコーポレーション)の牧野昌哉社長(42)による法人税法違反(脱税)事件の関連先として、家宅捜索するためだった。

 訴状によると、事件と無関係の眞鍋さんも事情聴取を受け、私物も数点押収されたという。「東京国税局に事情聴取と家宅捜索を行われ屈辱的な思いをした」と訴えている。

 実はこれに先立つ同年2月ごろ、国税当局はすでにアバンギャルドと牧野社長に対し、強制調査(査察)に踏み切っていた。眞鍋さんの自宅はアバンギャルドが借り上げたものだったため、脱税事件の関連先とされたのだ。

 訴状によると、眞鍋さん本人は、自分の所属する事務所がそうしたトラブルの最中にあるとは伝えられていなかったという。

 牧野社長は21年8月、法人税法違反容疑で逮捕されるに至った。今月には東京地裁で懲役2年6月、執行猶予5年の有罪判決を受けた。判決では「タレントが関連事務所から移籍したように装い、架空の移籍料を計上するなどの手口で所得を隠した」と指摘されている。

 この事件が報道されるたびに、新聞や週刊誌、テレビなどで事務所の看板タレントの眞鍋さんの名前が出ることになった。

 「一連の報道に伴い、原告の名誉・社会的信用は著しく棄損された」。眞鍋さんの代理人は訴状にこう記している。

■“癒し系”の宝庫 ブログの女王としても人気

 アバンギャルドは元年、牧野社長らを中心に設立された。その後、藤崎奈々子さんや山川恵里佳さんら“癒し系”タレントを売り出し、芸能事務所としての地位を確立していった。そんな中で売り出されたタレントの1人が眞鍋さんだった。アバンギャルドはその後も、不思議なキャラクターで人気を博している小倉優子さんをデビューさせている。

 愛媛県出身の眞鍋さんは地元の県立高校から、横浜国立大学教育人間科学部に進学した。上京した眞鍋さんは入学前、食事をしていた飲食店を出たところでアバンギャルドにスカウトされ、そのまま11年、「現役国立大生アイドル」としてデビューした。

 その後、雑誌のグラビアやバラエティー番組などで活躍の場を広げていき、知名度をあげた。16年にはインターネットで自身のブログ「眞鍋かをりのココだけの話」を開設。アクセス数や、ファンによる書き込みの多さから「ブログの女王」などと呼ばれ、人気を博していった。

■選挙ポスター騒動 番組出演も見合わせ

 明るいキャラクターと国立大卒の才女として着実な活動を続けていたかにみえた眞鍋さんだったが、突然のトラブルに見舞われる。

 政権交代の可能性が高まり、世間では衆院選の話題で盛り上がっていた昨年7月、あるポスターが突然話題となった。

 静岡から立候補を表明していた候補者の選挙用ポスターで、この候補者の顔と眞鍋さんの顔が並んで掲載されていたのだ。

 「眞鍋さんは特定の候補者を支援しているのでは」

 芸能マスコミなど周囲からの追及があった。

 このときのポスター掲載は事務所主導で行われ、眞鍋さんは事情を知らなかったとされている。ただ、朝のワイドショー番組でコメンテーターとしてレギュラー出演していた眞鍋さんにとっては、特定候補への支援疑惑はばつが悪い。このため、朝のワイドショーを含めた複数の番組出演を見合わせるとともに、ネット上で謝罪しなければならなくなった。

 その後、眞鍋さんをテレビで見かける機会は徐々に減っていった。今年に入ってからはブログの更新が止まり、2月に行われたウエディングドレスの宣伝イベントへの出演は“ドタキャン”。同じ所属事務所のタレントが急遽(きゅうきょ)、代役を務めたこともあった。

■仕事内容知らされないまま現場へ “微妙”な中身とは…

 芸能活動が停滞し、事務所との微妙な関係が露呈することになった眞鍋さん。ただ、訴状の中で眞鍋さんは、仕事の内容を事前に伝えられることなく、現場で牧野社長やマネジャーから内容を伝えられ、その場でこなさざるを得なかったと指摘し、以前から眞鍋さんと事務所がぎくしゃくしていたことを訴えている。また、訴えによれば、ほかにも事務所主導で微妙な仕事をこなしてきたと指摘している。

 その“微妙”な仕事の中身とは…。

 18年ごろ、眞鍋さんは「コメント撮り」と称して、取材先を一切伝えられず現場に赴くことになった。眞鍋さんは台本通り仕事をこなしたが、後日ネットで配信されたこの取材は、実は違法の疑いもあるオンラインカジノについてのものだった。当時、イメージキャラクターを務め、CM出演していたJRA(日本中央競売会)から苦情を受けたという。

 さらに(1)結婚相談所の関連会社のイメージキャラクターと説明されたが、本当の内容は出会い系サイトの看板にされた(2)ダイエットサプリメントの広告で、自分も使用して絶大な効果が出たというコメントが知らない間に掲載された−などと指摘。一連の仕事が表に出るたびに、眞鍋さんの名誉が低下していったとしている。

■今の事務所も「実体は同じ」 週刊誌報道で知った移籍

 今回の訴訟で眞鍋さんは、脱税事件の舞台となったアバンギャルドのほかに現在の所属事務所に対しても契約が存在しないことの確認を求めている。それはなぜなのか。

 アバンギャルドや牧野社長が脱税容疑で国税当局から査察を受けた直後の20年3月、眞鍋さんや小倉さんらアバンギャルド所属タレントのすべてが、現在の所属先である「アヴィラ」に移籍すると発表された。

 ただこのアヴィラ、眞鍋さんの訴えによれば、牧野社長がダミー会社を通じて作ったもので、アバンギャルドと一体というのだ。

 「脱税事件で牧野社長が訴追されることが必至となっていたため、アバンギャルドでそれまでのマネジメントを続けることが不可能だったことから、表面上の移行措置を講じたに過ぎない」。眞鍋さんの代理人はこう主張している。

 代理人によれば、眞鍋さんは、マネジャーから「アバンギャルドの名前が変わる」程度の報告しか受けておらず、移籍については週刊誌などの報道で知ったという。また、アヴィラとは契約書も交わしていないとしている。このため訴訟の対象がアヴィラにまで広がっているのだ。

 訴訟ではアバンギャルド側は争う姿勢をみせており、今後の展開は不透明だ。

 復帰したワイドショーでは、笑顔を見せつつ普通に振る舞っていた眞鍋さん。だが、その心中はいかばかりだったのか。ファンが眞鍋さんの本当の笑顔を見ることができるまでにはまだ時間がかかりそうだ。

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 厚生労働省は、2012年度に変更される介護福祉士の資格取得方法について意見を募集している。期間は3月5日から18日までで、電子メールや郵送、ファクスで受け付けている。寄せられた意見は今後、ホームページ上などで公表する。

 現行制度では、3年以上の実務経験があれば、介護福祉士の国家試験を受験できる。12年度からはこれに加え、介護福祉士の資質向上を目的に、介護に関する体系的な知識や技術を学習する6か月(600時間)以上の養成課程の受講が必要となる。
 一方で厚労省は、介護人材の量的な確保に向けた見直しが必要との現場の意見もあるとしており、資質の向上と人材の確保を両立させるため、養成の在り方について国民から意見を募集したという。

 新たに加わる6か月(600時間)以上の養成課程についての質問では、▽資質向上のため必要▽資質向上のため、より長い養成課程を義務付けるべき▽一定の養成課程は必要だが、長すぎる▽現状に即して、実施は当面見合わせるべき▽現状でも十分な資質が備わっており、必要ない―などの選択肢を示している。


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【近ごろ都に流行るもの】猫毛フェルト 人と猫、コラボ(産経新聞)

 暖かくなるこの時期。どっさり抜ける飼い猫の毛を利用した手芸「猫毛フェルト」が愛猫家の間で広がっている。人と猫とのコラボレーションアートの世界とは−。

                   ◇

 トラ、ブチ、黒…。さまざまな色柄の小さな猫人形を手に取ると、ほこほこリアルな猫の感触。さすが猫毛100%だ。2月、東京都杉並区の「茶房高円寺書林」で開かれた「猫毛祭り」会場には60点以上の猫毛フェルト作品が並んでいた。肉球や猫の顔を再現した携帯ストラップ、フェルトでワンポイントを入れたバッグなど身近で使えそうなものばかりだ。

 猫の毛を弱アルカリ洗剤でこすり、キューティクルを絡ませて圧縮させたフェルトが基本。考案者の蔦谷香理(つたや・かおり)さんは「理屈は羊毛フェルトと同じです。猫の抜け毛でもつくれないかと思いつき、試しに作ってみたら拍子抜けするほどラクにできた」という。においも脂分も少ない猫毛は意外にも手芸素材に向いていたのだ。

 このアイデアには来場者も興味津々。三毛猫を飼っている会社員の斧しず香さん(33)は「発想に驚いた。かわいがっている猫の毛なら愛着もひとしお。頻繁にブラッシングしてあげて作ってみたい」。同行の陶芸作家、松田剣さん(32)も「実は何かの素材にできないかと飼い猫の毛をためていたんです。フェルトという方法があると知ってワクワク。目を陶器で焼いて等身大の猫なんていいなぁ」と目を輝かせていた。

                   ◇

 蔦谷さんの本業は食品系のライター。5年前から趣味で猫毛フェルト作品をつくり、メールマガジン「猫のおきて」で発表。昨年発行した、作り方などを紹介する「猫毛フェルトの本」(飛鳥新社)が3刷2万部と人気を集め、2月、第2弾も発行された。担当編集者の五十嵐麻子さんは「企画を聞いたときは、えー!?そんなエタイの知れないモノ…と思いましたが、作品を見たらかわいくて」。

 毛を提供した猫が多数紹介され、猫写真集としてもなごめる。読者はがきの反響も心温まるものばかりだ。「結婚して実家を離れるので、猫毛フェルトを持って嫁ぎます」「いつかお別れの時がくる。その日のために作っておきたい」−。蔦谷さんのもとには講師依頼が続々舞い込み、今月だけでも東京のカルチャーセンターや猫カフェなど5カ所でワークショップを開催。抜け毛提供組織「チーム猫毛」も会員37人、猫67匹、特別参加の犬2匹にまで増えており、活動の輪が広がっている。

 「飼い主がブラッシングして集めた猫毛は、猫が愛され大切に世話されていることの証し。猫毛フェルトがブラッシングのきっかけになり、猫の健康増進につながればうれしい」と蔦谷さん。猫毛祭りのバザー収益金は地域猫支援団体に寄付された。

 一見キワモノみたいだが、人と猫との大まじめな愛の絆(きずな)が、フェルトの中に織り込まれていた。(重松明子)

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 2006年10月にいじめを苦に自殺したとされる岐阜県瑞浪市立の中学2年の女子生徒=当時(14)=の両親が4日、遺書に名前が記されていた元同級生4人とその両親に計約4900万円の損害賠償を求める訴訟を岐阜地裁多治見支部に起こした。
 訴状などによると、女子生徒は同年10月23日、同級生で同じバスケット部の4人の名前を挙げ、「これでお荷物が減るからね」「頑張ることに疲れました」などと書かれたメモを残し、自分の部屋で首をつって自殺した。
 これを受け、学校側は生徒たちにアンケート調査を実施、同月に記者会見し「100%いじめが原因だったと思う」などと認めていた。
 父親(47)は提訴の理由について、「3年間、敷居を低くして待っていたが、謝罪もなかった」などとしている。 

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【25%の危機】(中)新たな負担 いまだ“藪の中”(産経新聞)

 政府が昨年末に発表しようとして、結局は“お蔵入り”となった資料がある。

 家計の負担はどうなるのか−。「2020年の温室効果ガス排出量を1990年比で25%削減する」という鳩山政権の目標を達成した場合の試算で、複数の研究機関や専門家の分析を基に作成された。産経新聞が入手したその資料には、こんな記述がある。

 「実質可処分所得は、どの分析結果でも現状より増加する」

 資料に添付された表をみると、2007年の実質可処分所得は平均483万円。それが20年には497万〜531万円に伸びている。温暖化対策を行わなかった場合は20年に550万〜591万円。対策を行った方が金額は少ないが、所得が増えることだけは同じだ。

 25%削減は国民生活に重大な影響を及ぼす懸念があるが、政府は国民負担の試算を明確にしていない。そんな中で、家計の所得が増えるという試算には、大きな魅力がある。

 だが、公表しようとすると、分析した研究機関だけでなく、政府内からも公表への慎重論が相次いだ。

 「『負担はない』という誤ったメッセージになっている」「詭弁(きべん)だ」…。

 資料は封印された。

 ■お蔵入りの資料

 鳩山政権が掲げる主な温暖化対策は、企業や個人の大きな負担を強いる。

 例えば二酸化炭素(CO2)を排出する石油や石炭などにかかる「地球温暖化対策税」(環境税)や、CO2排出が一定の枠を超えた企業に資金拠出を求める「排出量取引制度」。太陽光など再生可能エネルギーで作った電気を電力会社に買い取らせる「固定価格買取制度」もそうだ。

 ただ、年2兆円の環境省案が示された環境税は、政府税制調査会がこれから検討を本格化させるところ。固定価格買取制度は、経済産業省が議論を始めたばかりだ。

 環境関連政策では、エコカー減税やエコポイント制度などの家計支援策が先行するが、新たな負担がどんどん加わる懸念は払拭(ふっしょく)できない。

 ■恣意的な試算も

 一方、負担に敏感な産業界は、独自のシミュレーションを始めている。環境税創設に伴う電力業界の負担は年4300億円で、排出量取引制度では約5千億〜1兆円。固定価格買取制度の費用は1兆3千億円−。

 電気事業連合会は20年時点での業界への影響をこう試算した。出力が不安定な再生可能エネルギーを大量導入したときに備える送電網の増強には、7兆円もの巨額投資が必要だという。

 電事連は、環境税などの制度設計は「国民全員が公平に負担する制度にすることが重要だ」と訴える。それは電気料金の引き上げを意味し、企業にとっても大幅なコスト増となる。

 そのときどうなるか。エネルギーをたくさん使う素材メーカーなどは人員削減などのリストラが迫られるだろうし、規制の緩やかな途上国などに生産拠点を移し、産業の空洞化が加速する可能性もある。これに対し政府は、太陽電池の生産拡大などを例に挙げ、産業活性化や雇用創出といったプラス効果を主張する。

 小沢鋭仁環境相は、温暖化対策が経済に与える影響について「鳩山政権がやりたいことを本当に応援してくれる」ようなメンバーで再試算すると言うが、日程も人選も固まっていない。

 政府に可処分所得の分析結果を提出した慶応大の野村浩二准教授は「コストとメリットを体系的に考えず、都合のよいものを積み上げていくのは特殊な議論だ。絵に描いたもちになりかねない」と語る。試算が恣意的に行われる懸念は消えない。

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